DDTのベテラン・秋山準(53)が、地元の大阪で行われたメモリアル試合で手荒い祝福を受けた。

 自身の「デビュー30周年記念試合」(10日、大阪・和泉シティプラザ弥生の風ホール)では6人タッグ戦で遠藤哲哉、高木三四郎と組み、ゼウス、ボディガー、崔領二組と対戦。全日本プロレス社長を務めた時の後輩で、現在は大阪プロレスを率いるゼウスとは序盤から激しい攻防を展開した。

 ゼウスの重いチョップにエルボーの連打で応戦し、エクスプロイダーで追い込む。だが、最後はゼウスのラリアート、ボディガーのスピアー、崔の赤川鉄橋(串刺しのランニングニー)を立て続けに食らい、ゼウスのジャックハマーで3カウントを奪われた。

 それでも秋山は感無量の表情で「こういう30周年の大会を2回もつくってくれて、ありがとうございました。対戦した3人は思い入れのある選手で、これからもプロレス界で頑張ってもらいたいと思います」と感謝の言葉を述べた。

 また、節目の試合を終え、今後については「僕もあと何年できるかわからないですけど、左肩が痛くならないように気をつけてこれからも頑張ります」と語った。

 一方、DDTの社長を務める高木は「まだまだ秋山さんはDDTに必要なので。僕が必要だと思えばあと150年くらい…。次の40周年も50周年も150周年も」とエール。これからも若手の壁として立ちはだかる。