オーストリア1部ザルツブルクが、ドイツ1部シュツットガルトのDFチェイス・アンリ(21)に関心を寄せていると、ドイツメディア「キッカー」が報じた。

 チェイスは、今季トップチームデビューを果たすと、前半戦はチーム内のケガ人もあって一気に出場機会を増やした。昨年8月にリーグ戦初出場を記録すると、計12試合、欧州チャンピオンズリーグ(CL)にも5試合出場してレアル・マドリード(スペイン)戦では、ブラジル代表FWビニシウスとのマッチアップも経験した。

 しかし年明け以降はトップチームでの出場がほぼなくなり、3部リーグを戦うBチームへ。3月には負傷も重なり、一気に尻すぼみとなった。しかし、ザルツブルクは日本と米国にルーツを持つディフェンダーへの関心を失っていないという。同メディアは「ザルツブルクは、チェイスにとって長期的なキャリアアップを目指すための良い再挑戦の機会となるだろう」と指摘した。

 実現なら5大リーグチームから格落ちとなるが、MF南野拓実(現モナコ)やFWエーリングブラウト・ハーランド(現マンチェスター・シティー)らザルツブルクからステップアップした選手は少なくない。今後の動向が注目されそうだ。