歌手の氷川きよしが10日放送の日本テレビ系音楽番組「with MUSIC」に出演し、涙ながらに自身の思いを語る場面があった。

 デビュー曲「箱根八里の半次郎」はミリオンセールスを記録。紅白歌合戦に23年連続出場し国民的歌手となった。しかし2019年から心機一転、ありのままの自分らしいスタイルを追求するようになった。

 MCの有働由美子が「みんなが期待する氷川きよしでいたわけじゃないですか?」と問いかけると氷川は「ファンの方にはびっくりさせたりとか申し訳ないという気持ちがあったんですけど。もっと自分でいたいなって。心の中にあるのがもっと自分はこうなんだけどなとか。自分の心の中、きよしくんの部分だけじゃないんだよというのがすごくあった」と、涙ぐみながら心の葛藤を語った。

ビートたけし、志村けんと並ぶデビュー当時の氷川きよし
ビートたけし、志村けんと並ぶデビュー当時の氷川きよし

 嫌われることも覚悟したそうだが「でも後悔したくないって。それが反骨精神になった。絶対にやってやろうというエネルギーになったんですよ」と語った。